患者さんからの質問と答え

手術の適応年齢について

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Yさん

家内(54歳)ですが、現在、近くの病院で診察を受けており、『末期の股関節症(右足)』と診断されています。
そちらの先生からは、次のように言われています。
   ①治療法としては人工関節しかありません。
   ②人工関節は遅すぎるということはないので、我慢できるところまで我慢してください。

毎日、杖をつきながら痛いのを我慢して生活しています。
そんなときにMIS法について知り、MIS法での手術をお願いしたい気持ちになっています。
詳しく教えていただきたくよろしくお願いします。

質問の答え Answer

通常、人工関節は70歳以上を適応とすることが普通でした。理由は、成績が安定しなかったためです。すでに人工関節は60年の歴史がありますが、きちんとした手術をすれば、10~20年くらいはまず大丈夫といえるようになったのは、ここ10年くらい前くらいからです。それ以前は、手術をしたけどいいようにいかなかっただとか、10年ももたなかったといったことがあったため、よっぽど痛みが強い人で、10年ももてば平均寿命までにたっする70歳以上を適応としていました
ただ、最近は、10~20年はもつでしょうといえるようになったので、比較的若い方でも手術をするようになってきています。実際今痛くて困っている人に、あと15年待ちなさいといわれても、本人は大変です。どこにも外にいけなくなりますので、生活していても楽しみがない、ということで、将来、20年ほどたったときに、もう一度入れ替えの手術の可能性があるとしても、今の15年、まだ元気なうちに、痛みの無い生活をしたいとして、少し若くても人工関節の手術を選ぶ方が、増えてきています。もちろん、本人の問題ですから、手術は怖いので、できるだけ我慢するという方もおられます。ですが、最近の傾向としては、長期間我慢するより、手術を選ぶ方が増えていると思われます。